ジャノメミシンの創立と時代背景

ジャノメミシンの創立と時代背景

ジャノメミシンは1921年(大正10年)の10月に小瀬與作、龜松茂、飛松謹一ら3人で東京滝野川を拠点に「パイン裁縫機械製作所」を創設し2014年で94年目を迎えます。

 

ジャノメミシンが生まれた大正時代は明治と昭和に挟まれたわずか15年と短い間でしたが、国際的には第一次世界大戦、国内的には日進・日露の2つの戦争や関東大震災、世界恐慌など大きな出来事がたて続きに起こる激しい時代でした。
産業では欧米で始まった産業革命の影響で手工業から急速に機械工業化が進み鉄道網の発展で流通や商業が著しく成長しました。
またビジネスも個人商店から企業へとスタイルが変わり巨大化していきます。
文化的にも西洋の影響を受けた大正デモクラシーとよばれる新しい波が一気に押しよせる時代でした。

 

そんな激動の時代の波に乗って、ジャノメミシンの創立者の3人は日本ではじめてミシン製造の量産化体制にチャレンジし、今では世界最大となったミシンメーカーの礎を築きました。